クリスマスカップ2013

○はじめに

クリスマスカップ大会に参加する前、私は観光気分だった。
「埼玉に行けるぞ!わーい(^O^)」一人はしゃいでいた。
それもそのはず私自身、全国大会に遠征に行くのは初めてで今までは県大会しか出場した事がなかったからだ。

 

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○前日:12月21日(土)
大会前日、立命館珠算部5人は新幹線に乗り南浦和の会場へと向かった。目的はもちろん、前日練習だ。
私以外の4人はこの大会に参加していた事もあり、さほど観光には乗り気ではなかった。むしろ、大会でどう勝とうか必死で考えていた。その一方で私は前日練習よりも観光の事しか頭になく、新幹線に乗っている時も一人テンションが高かった。あまりのテンションの高さに4人は呆れ返っていた。

会場に着くと凄い!!!前日練習なのにたくさんの人数がいてみんなガチだ。(ガチなのは当たり前だが)
それにレベルが高い!!県大会だとそろばんの音ばかりなのが、ほとんど鉛筆の音しか聞こえない。
思わず「わーお!!」と言ってしまった。
そんな雰囲気の中でやる約2時間の練習はいつもと緊張感が違う。それだけにいつも練習をしている点数より少しだけ良かった。

前日練習が終わると、立命館珠算部の部員はホテルへ向かい明日の大会に向けて身体を休めた。
・・・が、私はというと一人で東京スカイツリーへ向かい、写真を撮っていたため(しかも、当日券は売り切れで登れなかった)あまり休めなかった (泣)

まさに自業自得である。

 

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○当日:12月22日(日)
クリスマスカップ大会が始まった。朝11時のスタートだった。

30分前に会場に入ると、前日よりも凄い雰囲気だった。出場者の目が険しい。耳をすますと「絶対に勝つぞ!」そんな声が聞こえてきた。
私はこの大会に出場する事に対して不安になった。
だが、すぐに

「失うものは何もない!!」

と開き直った。

競技は個人総合競技、読上算、読上暗算、フラッシュ暗算、英語読上算の5種目である。
そして、この大会は難しい問題から始まり上位者から決まっていく。

個人総合競技は私はベストを尽くす事だけを考えた。失う物は何もないと思ったからだろうか。緊張は全くしなかった。
そのせいか、いつもより高得点がとれたのは良かった(^_^)
30位以内に入ると賞状が貰えるのだが、それについてはまだまだ力不足で入賞出来なかった(泣)
珠算部からは私以外の4人全員が入賞し、うち2人は決勝戦に進んだ。決勝戦は凄くハイレベルで計算するスピード、書くスピード、全てが凄かった。こんな風になれたらいいなと思った。優勝は堀内選手で圧勝だった。本当に凄かった。団体で立命館珠算部が優勝したのは本当に嬉しかった。

フラッシュ暗算競技の日本一決定戦では部長の河野さんが優勝した
目に見えないスピードの数字を計算していく河野さんは凄かった。フラッシュ暗算の計算をしている時の目が凄かった(笑)

読上暗算競技は19桁を堀内選手が成功し、優勝した。桁が多すぎて覚えられる訳がないのに出来てしまう堀内選手は凄すぎて珠算大会に出場して初めて鳥肌がたった。

読み上げ算競技は7桁~16桁がひたすら読まれ、読まれるスピードがめちゃくちゃ早くてびっくりした。優勝した金子選手は本当に凄かった。

英語読上算はなんと小学2年生の小原選手が優勝した。私は何を言っているのか分からなかったし、一の位だけでも聞き取ろうと思ったが無理だった(泣)
これについては生まれもった物があるんじゃないかとまで思わせてくれた。

 

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○おわりに
今回、全国大会に初めて出て凄く良い勉強になった。まさにそろばん人生を歩んでいる人ばかりで、今後珠算を伸ばしていくにはうってつけの大会だった。私はまだまだ未熟で、全然分からず横線しか紙にひけなかったけど、次に出場する時はそんな事のないようにしたい。そのためにはしっかり練習をしないといけないな。
そう思った。

 

 

※注:決勝戦(予選通過→準決勝進出のこと)

(文責:濵田)

 

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